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みっどさまーず・ないつ

When I opened the door called truth, my childhood ended.

意外と会社は合理的ー読書メモ①ー

 

読んだのでまた読書メモを(②があるかは知らない)

意外と会社は合理的 組織にはびこる理不尽のメカニズム

意外と会社は合理的 組織にはびこる理不尽のメカニズム

 

 

 

1.拡大を恐れるベンチャー企業

 hp(ヒューレット&パッカード)を例に組織が拡大することのデメリットを説明する章。また。コースの「取引コスト」という概念から社内のそれより市場のそれが安いとき、多少非合理でも市場ではなく組織が選択されるとした。

 

2.研修後に2000ドルの退職金

 第1章より組織に残されるのは「困難な」仕事、つまり外注業者に任せられない仕事ということになる。その主な例としてアメリカのボルチモア市警をあげる。もし容疑者を逮捕することにインセンティブを設けるなら、警察官は軽微な事件に自らのリソースを集中させ、凶悪事件には手を出したがらなくなるはず。さらに外注すればいいのでは

という疑問に対しては、仕事にはチームワークが必要だとする。そうした場合も社会全体の利益、つまり社会の安全よりも外注された業務に対してその利益を最大化するために働いてしまう。そしてこの困難な仕事への取り組みは採用時から始まっていると説明するのが本章。個人的に「従業員の幻滅は必要悪」という話はとても面白かった。インセンティブ設計によるしくみは、インセンティブに関心がなく仕事を趣味とするような人間にとってはどうしても評価と仕事ぶりが合わなくなるというもの。

 

3.歩合給にすれば信者も増える

第2章と同様に組織内部でインセンティブが対立した場合について説明する本章。プロテスタント教会とP&Gを例に組織の目的と個人の利益が噛み合わない場合、組織の作り方工夫をし、インセンティブ設計だけでなくできるだけ組織内部での協力が重要だとする。組織にとって最もよいやり方は何回かの改良によってようやく達成されるとした。